レイジング・スピリッツの秘密

DisneySea

こんにちは!

今回は東京ディズニーシーのロストリバーデルタにある

レイジング・スピリッツについてまとめていきます。

candyパパ
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東京ディズニーリゾートで唯一の360度ループコースター。

しかも「なぜ360度回転するのか」がバックグラウンドストーリーで

見事に説明されているという、ディズニーらしい作り込みの逸品です。

レイジング・スピリッツとは

レイジング・スピリッツは、ロストリバーデルタにあるループコースタータイプのアトラクションです。

古代神の石像の発掘現場を舞台に、荷物運搬用のホッパーカー(貨車)に乗り込んで全長約600mのコースを猛スピードで駆け抜けます。

東京ディズニーリゾート唯一の360度垂直ループを誇り、最高時速は約60km/hに達します。

2005年7月21日オープン。TDSオープン後に初めて追加された大型アトラクションです。

アトラクション名の意味——「怒れる神々」

まず名前の意味から解き明かしましょう。

「レイジング(Raging)」——これは「raise(持ち上げる)」ではなく、「rage(激怒する)」から来ています。つまり「激怒した・荒れ狂う」という意味です。

「スピリッツ(Spirits)」——「神々・精霊」を意味します。

直訳すると——「怒れる神々」

「なぜ神々は怒っているのか?」——その答えがバックグラウンドストーリーで丁寧に語られています。

バックグラウンドストーリー——禁断の禁止令を破った発掘チーム

このアトラクションには非常に緻密なBGSがあります。

舞台は中央アメリカのジャングルに眠っていた古代の祭祀場(神をまつる場所)

何百年も忘れ去られていたこの遺跡には、強力な二柱の神々が祀られていました。

気性が荒いことで知られるこの神々は、人々が儀式を怠ると——

火山の噴火・巨大な嵐を引き起こすと言われており、非常に恐れられていました。

やがて文明が失われ遺跡となったこの地に、考古学者や発掘チームがやってきました。

残された資料をもとに復元作業を開始したのですが……ここで大事件が起きます。

古代の法典には「火の神と水の神の顔を向かい合わせることを禁じる」という掟がありました。

しかし発掘チームはその掟を知らず(あるいは古代文字の解読チームが報告するのが遅れ)

2体の石像を向かい合わせで立たせてしまったのです。

火の神「イクチュラコアトル」と水の神「アクトゥリクトゥリ」

遺跡に祀られていた二柱の神々には名前があります。

火の神「イクチュラコアトル(Ixchulacóatl)」 高さ約16mの巨大な石像。火山の噴火を引き起こし、地面を炎で覆う恐ろしい力を持つ神。石像の周囲には激しく炎が燃え上がります。

水の神「アクトゥリクトゥリ(Actlictoöll)」 嵐や洪水を呼ぶ神。石像の口からは滝のような水が噴き出します。

この2体が向かい合った瞬間——石像の顔が怒りに満ち、火の神の周りには炎が激しく燃え上がり、水の神の口からは滝のような水がほとばしりました。

そして神々の怒りは激しくぶつかり合い、その力が周囲に及んでいきます……。

360度ループになった理由——BGSで説明される驚きの設定

ここがレイジング・スピリッツのBGSで最も素晴らしい部分です。

なぜこのアトラクションは360度ループするのか?

神々の怒りは炎と水にとどまりません。その超自然的な力は、発掘チームが作業員の道具運搬のために採石場から集めてきたホッパーカー(貨車)のレールにまで及びます。

巨大なレールが神々の力によって高く持ち上げられ、そのままねじれてしまったのです。

これが360度ループの正体——「神様の怒りによってレールがねじ曲げられた」というBGSが、ループの存在理由を見事に説明しているのです。

「なぜループするのか」という乗り物の物理的な仕組みすら、ストーリーに取り込んでしまうディズニーの発想力には脱帽します。

candyパパ
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「ループがある理由を神様の怒りで説明する」——この発想がすごい。

知ってから乗ると「今まさにねじれたレールを走っている!」という

臨場感が全く違います。

ゲストはホッパーカー(貨車)に乗る

ゲストが乗り込むのは「ホッパーカー(Hopper Car)」という、発掘現場で荷物を運搬するための貨車です。

本来は作業用の実用的な乗り物——それが神々の怒りによって暴走し、360度回転するレールを駆け抜けることになってしまった……というのがゲストの置かれた状況のBGSです。

「観光のために作られた乗り物」ではなく「緊急事態の中を走る作業用の貨車」——この設定が緊張感とスリルを高めています。

火と水が交わる演出——コース上の炎と水蒸気

コースを進むと、左右から激しく炎が吹き上がり、同時に水蒸気が立ち込める場面に遭遇します。

火の神と水の神が向かい合い、その怒りがぶつかり合う——この超自然的な現象を体感的に再現した演出です。

「水の上で炎が燃える」という不自然な光景は、神々の怒りがいかに強大かを示しています。

また最後には火と水が激突した結果としてぬるい蒸気(水蒸気)を浴びる演出もあり、夏場には特に爽快感があります。

石像の高さは約16m——たくさんのハシゴの謎

コース周辺に立つ巨大な石像(火の神イクチュラコアトル)の高さは約16m

そのような巨大な石像の復元作業を行っていた発掘チームは、高所での作業のためにたくさんのハシゴを掛けていました。

公式キャストブログによると「レイジングスピリッツの発掘現場には全部で何本のハシゴがあるでしょう?」というクイズが出されるほど、実は至るところにハシゴが設置されています。

次回訪問時に数えてみるのも楽しいかもしれません!

最高速度は約60km/h——TDRで3番目の速さ

レイジング・スピリッツの最高速度は約60km/h

東京ディズニーリゾート全アトラクションの中で——

  • 1位:センター・オブ・ジ・アース(約75km/h)
  • 2位:スプラッシュ・マウンテン(約64km/h)
  • 3位:レイジング・スピリッツ(約60km/h)

という位置づけです。

ただし実際に乗ってみると「速さ」よりも急カーブ時の遠心力(G)の方が強く感じられます。

コースがグネグネと曲がっているため、スピードよりもカーブのGと360度ループのインパクトが体験のメインになります。

TDSオープン後初の追加アトラクション

レイジング・スピリッツは2005年7月21日オープン

2001年9月のTDSオープン後に追加された最初の大型アトラクションとして大きな話題を呼びました。

ディズニーシーが「進化し続けるパーク」であることを証明した最初の一手でもあります。

建設費約80億円

レイジング・スピリッツの建設には約80億円が投じられました。

見た目はコンパクトなループコースターですが、遺跡を精緻に再現した外観・炎・水・蒸気の演出装置・古代文字のプロップス……そのすべてに80億円の重みが込められています。

ディズニーランド・パリがモデル

レイジング・スピリッツのレイアウト(コース設計)は、ディズニーランド・パリにある「インディ・ジョーンズと危難の魔宮」と同じコースを使用しています。

コースター自体のレイアウトは共通ですが、世界観・外観・ストーリーはTDS独自のオリジナルです。

「コースを再利用しつつ、独自の世界観で全く別の体験を作る」——TDSならではのアレンジが光ります。

タワー・オブ・テラーとのBGSのつながり

実はレイジング・スピリッツは、タワー・オブ・テラーの主人公ハリソン・ハイタワー三世ともBGSでつながっています。

タワー・オブ・テラーで失踪したハイタワー三世はS.E.A.のメンバーでしたが、彼の経歴や世界中の遺物収集の歴史と、ロストリバーデルタの遺跡発掘の世界観がリンクしているとされています。

TDS全体を一つの大きな物語として読み解くと、各アトラクションのBGSが絡み合っているのが見えてきます。

インディ・ジョーンズとの隣接関係——「近くで別のチームが調査中」

レイジング・スピリッツとインディ・ジョーンズ・アドベンチャーは、ロストリバーデルタの中で隣接しています。

公式キャストのブログでは「ところで、近くでは別のチームが大がかりな調査をしているようですが、いったい何を調査しているのか気になります…」というセリフが。

これは明らかにインディ・ジョーンズ博士のチームを指しており、2つのアトラクションのBGSが同じロストリバーデルタという舞台で共存していることを示す遊び心あふれる演出です。

コースから見える絶景——トランジットスチーマーラインが見える

360度回転のループだけが見どころではありません。

コースの高い位置では360度の視界で周囲を見渡せる瞬間があります。

タイミングが合えば——ディズニーシー・トランジットスチーマーラインの蒸気船が水上を進む姿が見えることも!

地上から見るアトラクションと、乗車中に見下ろす景色のギャップも体験の醍醐味のひとつです。

夜は炎がさらに幻想的に

昼間とは全く違う表情を見せるのが夜のレイジング・スピリッツです。

コース上で燃え上がる炎が夜の闇に映えて、より鮮やかに幻想的に見えます。

遺跡に刻まれた文字や石像のシルエット・炎の色・蒸気のたなびき——夜のロストリバーデルタ全体がホラー的な雰囲気に包まれ、神々の怒りをより強く感じることができます。

「アディオス・アミーゴ!」のセリフ

キャストの締めの言葉は「アディオス・アミーゴ(Adiós amigo)!」です。

スペイン語で「さようなら、友よ!」を意味するこの言葉——隣のインディ・ジョーンズの「アディオス!」と呼応する、ロストリバーデルタのラテン的な雰囲気を象徴するセリフです。

子連れで楽しむポイント

身長制限117cm以上——乗車前に必ず確認を

360度ループの理由を事前に教えよう——「神様の怒りでレールがねじれた!」と知ると体験が変わる

火の神と水の神の石像に注目——「向かい合わせ禁止」の禁忌を犯した設定

コース中の炎と水蒸気の演出——BGSと重ねて楽しもう

ハシゴの本数を数えてみる——Qライン・コース周辺にいくつあるか?

高い位置からの景色に注意——トランジットスチーマーラインの蒸気船が見えるかも

夜のほうが炎が映えて幻想的——昼・夜の両方で体験するのがおすすめ

シングルライダー対応——1人でも待ち時間を短縮できる

大きな荷物・壊れやすいものは乗り場近くの専用ロッカーへ(一定時間無料)

頭を背もたれにしっかりつける——ループ中のGに備えて


スペックまとめ

項目内容
エリアロストリバーデルタ
形式ループコースタータイプ
身長制限117cm以上
所要時間約3分
全長約600m
最高速度約60km/h(TDR3位)
ループ垂直360度ループ(TDR唯一)
オープン2005年7月21日(TDSオープン後初の追加大型アトラクション)
建設費約80億円
特徴TDR唯一の360度ループ・神々の怒りでレールがねじれたBGS
待ち時間の目安30〜80分

さいごに

いかがでしたでしょうか。

レイジング・スピリッツは——「怒れる神々」という名前の意味

向かい合わせ禁止の掟を破った発掘チームのBGS

神の怒りでレールがねじれたから360度ループになったという見事な設定

TDSオープン後初の追加アトラクション・建設費80億円・炎と水の演出・夜の幻想的な炎

タワー・オブ・テラーやインディとのBGSのつながり——と、「ただのジェットコースター」ではない深みが詰まっています。

「360度回転が怖い」という方も、BGSを知って「神様の怒りに巻き込まれた」という気持ちで乗ると、不思議と身が入りますよ😊

ぜひ「向かい合わせ禁止の掟を破ってしまった発掘チームの一員」として、神々の怒りに立ち向かってみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでも参考になれば幸いです。

candyパパ
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最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでも参考になれば幸いです。

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