こんにちは!
今回は東京ディズニーシーのミステリアスアイランドにある
センター・オブ・ジ・アースについてまとめていきます。

「落ちる前にスピードが上がるのが怖い」——
まさにこのアトラクション最大の怖さポイントですよね。
実はあの「落ちる前の加速」には、
BGSと物理的な理由の両方があるんです。
今回はそのあたりも含め、たっぷりまとめていきます!
- センター・オブ・ジ・アースとは
- 原作——ジュール・ヴェルヌ「地底旅行」(1864年)
- 「地底旅行」と「海底二万里」の関係——ヴェルヌ作品が2つのアトラクションに
- プロメテウス火山——TDSのシンボル・高さ51m
- 建設費約380億円——TDS最高額のアトラクション
- バックグラウンドストーリー——ネモ船長の地底ツアー
- コミュニケーションセンターに誰もいない理由
- Qライン「マグマ・サンクタム」——研究室の細かいBGS
- テラベーターの謎——実は「上昇」している!
- 地底800m——地底走行車(サブテラニアン・ヴィークル)に乗り込む
- 前半の神秘的な世界——水晶の洞窟・キノコの森・発光生物
- 洞窟入口が二重円形の理由——ドリルの形
- 火山活動発生!——本来のコースを外れる
- ラーバモンスターの登場——オリジナルキャラクター
- ラーバモンスターはメス——なぜ怒っているのか
- ラーバモンスターの足元に壊れた地底走行車がある
- オスのラーバモンスターはどこにいる?
- 「落ちる前の加速」の理由——TDR最速・時速75km
- 本来はもっと速く走れた
- 落下距離は約20m——火山の頂上から吹き出される
- 一瞬のパノラマビュー——落下の瞬間に見えるTDSの絶景
- 道路の下のレールで固定されている
- 建設費380億円の内訳——プロメテウス火山ごと
- 隠れミッキーの場所
- 怖さを軽減する方法——candyパパへのアドバイス
- 子連れで楽しむポイント
- スペックまとめ
- さいごに
センター・オブ・ジ・アースとは
センター・オブ・ジ・アースは、ミステリアスアイランドにあるジェットコースタータイプのアトラクションです。
ネモ船長が開発した「地底走行車(サブテラニアン・ヴィークル)」に乗り込み、神秘的な地底世界を探険しますが、途中で火山活動に巻き込まれ、最高時速75kmでプロメテウス火山の頂上から吹き出されるというTDS最大のスリルアトラクションです。
2001年9月4日のTDSオープン当日から存在する、ミステリアスアイランドの象徴的アトラクションです。
原作——ジュール・ヴェルヌ「地底旅行」(1864年)
センター・オブ・ジ・アースのモチーフは、ジュール・ヴェルヌが1864年に発表した小説「地底旅行(Voyage au centre de la Terre)」です。
「海底二万里(1870年)」より6年先に書かれた作品で、地質学者リーデンブロック教授とその甥アクセルが火山の火口から地底世界へ降り、地底の海・恐竜・巨大な生物たちと遭遇するという冒険譚です。
なお原作小説にネモ船長は登場しません。ミステリアスアイランドという舞台にのっとって、TDS独自にネモ船長が組み込まれています。

「地底旅行」も幼少期に読まれましたか?
ヴェルヌの作品は「海底二万里」と「地底旅行」、
ふたつがミステリアスアイランドで繋がっているんですよ。
ネモ船長というひとりの天才科学者を軸に、
「海の底」と「地の底」を両方探検できる——
そんな贅沢なエリアがミステリアスアイランドです。
「地底旅行」と「海底二万里」の関係——ヴェルヌ作品が2つのアトラクションに
ミステリアスアイランドにある2つのアトラクションは、どちらもジュール・ヴェルヌの作品をモチーフにしています。
- センター・オブ・ジ・アース:「地底旅行」(1864年)
- 海底2万マイル:「海底二万里」(1870年)
さらにエリア全体「ミステリアスアイランド(謎の島)」は、ヴェルヌの小説「神秘の島」(1874年)をモチーフにしています。
3つのヴェルヌ作品が一つのエリアを作り上げている——これほどヴェルヌへのリスペクトが深いテーマパークは世界でも珍しいでしょう。
プロメテウス火山——TDSのシンボル・高さ51m
センター・オブ・ジ・アースの舞台となるのは、TDSのシンボル「プロメテウス火山」です。
高さは51m——シンデレラ城(TDL)と同じ高さです。
「プロメテウス」とはギリシャ神話で人類に火を与えた神の名前。
活火山という設定のこの火山は、実際にときどき真っ赤な炎を噴き上げます(演出)。
火山の岩壁にはドリルのついた車のような機械が突き刺さっているのが見えますが、これはネモ船長が地底を掘り進めるために開発した削岩機(ドリリングマシーン)です。
建設費約380億円——TDS最高額のアトラクション
センター・オブ・ジ・アースの建設費はプロメテウス火山ごとで約380億円と言われています。
これはTDSのアトラクション中で最も高い建設費用です。
プロメテウス火山という巨大な人工構造物の中にジェットコースターを内包するという前例のない設計——それだけの投資がなされたからこそ実現した、世界に類を見ないアトラクションです。
バックグラウンドストーリー——ネモ船長の地底ツアー
アトラクションのBGSは——
ネモ船長が発見した地底世界を、一般の訪問者も見学できるよう「地底ツアー」として公開しています。
ゲストは「志願クルー」として地底走行車に乗り込み、神秘的な地底の世界を観光するという設定です。
ところが——途中で予期せぬ火山活動が発生し、計画されたコースを外れてしまいます。その先はネモ船長も知らない未知の領域。そこで地底の怪物と遭遇し、奇跡的な火山噴火の力で地上へ生還する——というストーリーです。
コミュニケーションセンターに誰もいない理由
Qラインを進むと「コミュニケーションセンター」と呼ばれる部屋があります。
各エリアのクルーからの連絡が入っており、無線では——
「激しい火山活動が発生しています。状況が落ち着くまでツアーを延期した方がよいと思われる」
「大規模な火山活動を感じています。しばらくの間、全ての科学者を待機させてください」
などの緊急の連絡が飛び交っています。
しかし——コミュニケーションセンターには誰もいません。
本来ならツアーを中止すべき状況なのに、連絡が取れる担当者がおらず、ゲストはそれを知らないまま地底へと出発してしまう——これがアトラクションで火山活動に巻き込まれる「意外な理由」のBGSです。
Qライン「マグマ・サンクタム」——研究室の細かいBGS
Qラインを構成する「マグマ・サンクタム」は、ネモ船長の研究施設です。
研究室には地底世界に関するさまざまな展示があります——発光生物の標本・水晶のサンプル・地底の地図・採掘に使われた道具・卵の化石とそれに関する研究レポートなど。
卵の化石とレポートは特に注目です。このレポートには「この火山に怪物のような生物が生息している可能性があるが、確信は持てない」という内容が——後のラーバモンスターとの伏線になっています。
またネモ船長の書斎も存在し、地底の地図やメモが置かれています。
この書斎には小型飛行機「アルバトロス号」の模型も確認できます。
混雑時しかこのエリアまで行列が進まないため、並んでいる際はぜひじっくり観察してください。
テラベーターの謎——実は「上昇」している!
マグマ・サンクタムを抜けると、地底へ降りるためのエレベーター「テラベーター」に乗ります。
「テラ(Terra=地面)」+「エレベーター」を組み合わせた造語です。
さて、テラベーターはBGS上では地底800mへ「降りる」エレベーターとして描かれています。
しかし——
実際のテラベーターは「上昇」しています!
なぜ降りているように感じるかというと、本物の油圧式エレベーターを使いながら、内部の演出で「降下している」と錯覚させているからです。
暗くなる照明・揺れの演出・音響効果で「深海へ降りていく」感覚が生まれています。
なお油圧式エレベーター特有の独特の匂いもあり、これもBGSの一部と言えるほど雰囲気を作り出しています。
設定では時速100km以上で降下できる超高速エレベーターとされています。
地底800m——地底走行車(サブテラニアン・ヴィークル)に乗り込む
テラベーターで地底約800mまで到達した後、地底走行車(サブテラニアン・ヴィークル)に乗り込みます。
1台6名乗り。ネモ船長が設計したという重厚感のあるデザインの車両で、地底の岩盤の上を走ります。
前半の神秘的な世界——水晶の洞窟・キノコの森・発光生物
地底走行車が動き出すと、まず美しい地底世界が広がります。
水晶の洞窟 さまざまな色に輝く巨大な水晶が洞窟を彩る、幻想的で美しいエリア。
「地底にこんな美しい場所があるのか」と感動します。
キノコの森 巨大な発光キノコが生い茂る不思議な森。
Qラインの研究レポートには「なぜ地底でキノコが巨大化するか」の研究記録があります。
発光生物たち 暗い洞窟の中でさまざまな生物が光り輝いています。
CGではなくリアルな造形の生物たちが作り出す幻想的な雰囲気はこのアトラクションならではの魅力です。
洞窟入口が二重円形の理由——ドリルの形
センター・オブ・ジ・アースの洞窟入口部分が、2つの円が重なったような楕円形をしているのに気付いたことはありますか?
実はこれ、ネモ船長が開発したドリルのビットの断面形状そのものです。
「ドリルで掘った跡だから丸い」——この細部へのこだわりがミステリアスアイランドの世界観を深めています。
火山活動発生!——本来のコースを外れる
地底の美しい景色を楽しんでいたその瞬間——**「火山活動発生!火山活動発生!」**というアナウンスが流れ、激しい振動とともに地底走行車がコースを外れ始めます。
BGSでは、本来進むはずだったコースが火山活動後の右側に見えます。
コースを外れた走行車は、ネモ船長も把握していない未知の領域へと突き進んでいくのです。
ラーバモンスターの登場——オリジナルキャラクター
未知の領域を進んでいくと——突如、巨大な怪物「ラーバモンスター(Lava Monster)」が現れます!
「ラーバ(Lava)」は溶岩の意味。
溶岩のようにゴツゴツした身体の地底怪獣で、このアトラクション専用に創られたTDSオリジナルキャラクターです。
原作「地底旅行」には恐竜のような生き物が登場しますが、アトラクションのラーバモンスターはヴェルヌの原作には存在しないTDS独自の怪物です。
ラーバモンスターはメス——なぜ怒っているのか
ラーバモンスターは——メスです。
そしてなぜあれほど怒っているのか、その理由がBGSに隠れています。
ラーバモンスターに遭遇する直前に、膜に覆われた卵のような黄色い物体の中を通ります。これがラーバモンスターの卵なのです。
ゲストを乗せた地底走行車が卵の巣窟に近づいたことで、母親のラーバモンスターが卵を守ろうと怒っている——これがあの猛烈な威嚇の理由です。
Qラインの研究レポートに卵の化石の記録があったのは、まさにこの伏線でした。
ラーバモンスターの足元に壊れた地底走行車がある
ラーバモンスターが登場するシーンをよく見ると——その足元に壊れた地底走行車が転がっています!
私たちゲストと同じように地底ツアーに参加した別のクルーが、同じようにラーバモンスターの巣に迷い込んでしまい、やられてしまった……という恐ろしい示唆が込められています。
オスのラーバモンスターはどこにいる?
実はラーバモンスターはメスだけではありません。
「火山活動発生!」のアナウンスと雷が鳴った直後に、壁に映る大きな影——これがオスのラーバモンスターの影だとされています。
メスが卵を守るために怒りながら正面に現れる一方、オスは影として背後から存在感を示す——この演出の作り込みにも注目です。
「落ちる前の加速」の理由——TDR最速・時速75km
さてここからが私の「怖い」と話していた部分です!
ラーバモンスターに遭遇した直後——火山が大噴火し、地底走行車は火山の噴火口に向かって猛スピードで急上昇します。
この時の最高速度が時速75km——東京ディズニーリゾート最速です!
ディズニー速さランキング
1位:センター・オブ・ジ・アース(約75km/h)
2位:スプラッシュ・マウンテン(約64km/h)
3位:レイジング・スピリッツ(約60km/h)
「落ちる前にスピードが上がる」という感覚——これはまさにその通りで、実際には落下ではなく「噴火の力で急上昇してから落下する」という構造になっています。
上昇しながら加速していき、頂上に達した瞬間に落下する——この「上昇加速→落下」のコンビネーションが独特の恐怖感と浮遊感を生み出しているのです。
本来はもっと速く走れた
時速75kmという最高速度には面白い逸話があります。
実はセンター・オブ・ジ・アースの地底走行車は、設計上は75km/hよりずっと速く走行できる能力があるとされています。
しかしテスト走行の際にあまりにも速すぎると判断され、現在の速度に調整されたとのこと。
「もし制限を外したらどのくらい速いのか」——想像するだけでもゾッとしますね。
落下距離は約20m——火山の頂上から吹き出される
急上昇した後の落下距離は約20mです。
「火山の噴火の力でプロメテウス火山の頂上から外に吹き出される」というBGSの通り、屋外に飛び出た瞬間にはほんの一瞬だけTDSのパノラマビューが広がります!
「風圧と恐怖で思わず目をつぶりたくなるけど、頑張って目を開けて!」という声が多く、あの一瞬の絶景のために何度も乗るリピーターがいるほどです。
一瞬のパノラマビュー——落下の瞬間に見えるTDSの絶景
火山の頂上から外に吹き出された瞬間——TDS全体のパノラマビューが一瞬だけ視界に入ります。
メディテレーニアンハーバー・アラビアンコースト・マーメイドラグーン……普段は地上から見ることのできない高さからの眺めが、落下の瞬間にだけ見えます。
「あの一瞬の景色が見たくて何度も乗る」というファンが多いのも、このアトラクションが長年愛され続ける理由のひとつです。
道路の下のレールで固定されている
「急上昇・急降下で地底走行車が吹き飛ばないのはなぜ?」——実は道路の下にジェットコースターと同様のレールが走っており、車両がガッチリ固定されています。
地底走行車は見た目には普通の車のようですが、実際には上下からレールに挟まれており、どんな急激な動きでも脱線しない構造になっています。
建設費380億円の内訳——プロメテウス火山ごと
約380億円という建設費は、プロメテウス火山という巨大な人工構造物の建設費用を含んだものです。
高さ51mの人工火山を建設し、その内部に複雑なコースのジェットコースターを設置し、水晶の洞窟・キノコの森・発光生物などの精巧な内装を施す——これだけの投資をしたからこそ「TDSを代表するアトラクション」として今も輝き続けているのです。
隠れミッキーの場所
センター・オブ・ジ・アースには複数の隠れミッキーが確認されています。
Qライン内 ネモ船長の研究室にある本の中——どの本かはぜひ探してみてください。
アトラクション内 「火山活動発生!」のアナウンスの後
右側に宝石で作られたミッキーの形が見えます。
ラーバモンスターのシーン ラーバモンスターの卵のような部分にも隠れミッキーがあるとされています。
怖さを軽減する方法——candyパパへのアドバイス
「落ちる前のスピードアップが怖い」という方への攻略法です。
①前のめりに座る 落下の瞬間に体を前のめりにすることで、内臓が浮く感覚(浮遊感)が軽減されます。
②レバーをしっかり握る 体が固定されると浮遊感が減ります。
③腹筋に力を入れる お腹に力を入れると内臓の動きが抑えられ、浮遊感が軽減されます。
④目を開く 目を閉じると余計に感覚が鋭敏になります。目を開いて景色を見ていると怖さが分散されます。
⑤大きく息を吐く(または叫ぶ) 落下の瞬間に息を吐くか叫ぶことで、内臓が浮くような浮遊感を感じにくくなります。
⑥怖くない席を選ぶ 前列よりも後列の方が比較的スリルが抑えられるという声があります。最前列が最も風圧・浮遊感ともに強くなります。
子連れで楽しむポイント
✅ 身長制限117cm以上——小学校低学年以上が目安
✅ 乗る前にBGSを教えてあげよう——「ジュール・ヴェルヌの地底旅行が原作」「ネモ船長の秘密基地」という世界観を伝えて
✅ Qラインのマグマ・サンクタムを楽しもう——展示物が充実している研究室を観察しながら待とう
✅ コミュニケーションセンターの無線に耳を傾けよう——「火山活動発生」の連絡が……
✅ テラベーターが実は上昇していることを教えてあげよう——子どもの「え!?」という反応が楽しい
✅ 前半の美しい世界を楽しんでおこう——加速前の水晶の洞窟・キノコの森は必見
✅ ラーバモンスターの前に卵があるか確認しよう——「なぜ怒っているか」がわかる
✅ 足元の壊れた地底走行車を探そう——怖い伏線です
✅ 落下の瞬間は目を開けてみよう——一瞬のTDSパノラマビューに感動
✅ 「火山活動後に右側に見える本来のコース」に注目——外れてしまったルートが確認できる
スペックまとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エリア | ミステリアスアイランド(プロメテウス火山内部) |
| 形式 | ジェットコースタータイプ |
| 身長制限 | 117cm以上 |
| 所要時間 | 約3分(入口〜出口で約30分) |
| 定員 | 1台6名 |
| 最高速度 | 約75km/h(TDR最速) |
| 落下距離 | 約20m |
| 建設費 | 約380億円(プロメテウス火山含む・TDS最高額) |
| オープン | 2001年9月4日(TDSオープン当日) |
| 原作 | ジュール・ヴェルヌ「地底旅行」(1864年) |
| 特徴 | 急上昇→落下・一瞬のパノラマビュー・テラベーターは実は上昇 |
| 待ち時間の目安 | 30〜120分(TDS屈指の人気) |
さいごに
いかがでしたでしょうか。
センター・オブ・ジ・アースは——ヴェルヌの「地底旅行」へのリスペクト・約380億円という建設費の重み・コミュニケーションセンターに誰もいないというBGSの作り込み・実は上昇しているテラベーターの謎・前半の美しい地底世界と後半の恐怖の対比・ラーバモンスターがメスで卵を守っているという理由・オスのラーバモンスターは影として登場・「本来はもっと速く走れた」という逸話・落下の瞬間の一瞬のTDSパノラマビュー——と、知れば知るほど底なしの深さがあるアトラクションです。
「落ちる前のスピードアップが怖い」——これは急上昇から急落下という特殊な構造から来るもので、実はTDR最速の75km/hは「落ちる」のではなく「噴火で吹き出される」という動きなのです。
ぜひ次回は目を開けて、あの一瞬のパノラマビューをお楽しみください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも参考になれば幸いです。


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