こんにちは!
今回は東京ディズニーシーのミステリアスアイランドにある
海底2万マイルについてまとめていきます。

「幼少期にジュール・ヴェルヌを読んでワクワクした」——
その感覚がそのままアトラクションになっているのが、この「海底2万マイル」です。
ミステリアスアイランドを訪れるたびに、
あの頃のワクワクが蘇ってきますよね。
- 海底2万マイルとは
- 原作——ジュール・ヴェルヌの小説「海底二万里」(1870年)
- 1954年のディズニー映画が直接のモチーフ
- 「海底2万マイル」の意味——実は深さではなく移動距離!
- 2万マイルとはどれくらい?——地球一周に匹敵する旅
- ミステリアスアイランドのBGS——19世紀後半、南太平洋の秘密基地
- 謎の天才科学者ネモ船長とは
- 「ネモ(Nemo)」は偽名——「誰でもない」という意味
- ノーチラス号——「ノーチラス」はオウムガイのこと
- ノーチラス号の動力源——海水から自家発電
- ネプチューン号——ゲストが乗る小型潜水艇
- 志願クルーとしてアトランティスへ
- らせんスロープとネモ船長の書斎——Qライン最大の見どころ
- 潜水深度計が乗車中にリアルタイムで動く!
- 3つの窓、3つの異なる景色——サーチライトで探索
- 巨大イカの襲撃——クライマックスの演出
- 海底都市アトランティスの謎
- 「隠れニモ」——カクレクマノミが左席の窓に登場
- 「隠れアリエル」——沈没船に人魚の姿が
- 隠れミッキーの場所
- 「モビリス・イン・モビリ」——クルー同士の挨拶
- センター・オブ・ジ・アースとの世界観の共有
- ディズニーランドパリには「ノーチラス号内部」が歩けるアトラクションがある
- 子連れで楽しむポイント
- スペックまとめ
- さいごに
海底2万マイルとは
海底2万マイルは、ミステリアスアイランドにあるライドタイプのアトラクションです。
ネモ船長が開発した小型潜水艇「ネプチューン号」に乗り込み、神秘的な深海を探索するアトラクションです。
2001年9月4日のTDSオープン当日から存在する、ミステリアスアイランドを代表するアトラクションです。
原作——ジュール・ヴェルヌの小説「海底二万里」(1870年)
このアトラクションのベースは、フランスのSF小説家ジュール・ヴェルヌ(Jules Verne)が1870年に発表した小説「海底二万里(Vingt mille lieues sous les mers)」です。
ジュール・ヴェルヌは「地底旅行」「八十日間世界一周」「月世界旅行」などを書いたSF文学の父とも呼ばれる作家で、「海底二万里」はその代表作のひとつです。
「海底二万里」には——謎めいた天才科学者ネモ船長・最先端の潜水艦ノーチラス号・大イカとの戦い・海底の神秘的な世界——など、子ども心をくすぐるあらゆる要素が詰まっています。
1870年に書かれた小説なのに、潜水艦による海底探索という概念を描いていた——ヴェルヌの想像力の驚異はここにあります。

幼少期にヴェルヌを読んでワクワクした——
それはまさにこのアトラクションのテーマそのものです!
「19世紀の作家が空想した海底の世界」が
21世紀のテーマパークで体験できるという奇跡を、
ぜひ子どもたちに伝えてあげてください。
1954年のディズニー映画が直接のモチーフ
アトラクションの直接のモチーフとなったのは、ヴェルヌの小説を原作として1954年にディズニーが制作した映画「海底二万哩(Twenty Thousand Leagues Under the Sea)」です。
この映画版のノーチラス号のデザインを手がけたのはハーパー・ゴフ。そのデザインが現在もミステリアスアイランドに停泊するノーチラス号の造形に受け継がれています。
なお映画「海底二万哩」はディズニープラスで配信されており、アトラクション体験前後に観るのもおすすめです。
「海底2万マイル」の意味——実は深さではなく移動距離!
「海底2万マイル」と聞くと「海の深さが2万マイル」と思いがちですが——実はこれは間違いです!
正しくは「ノーチラス号が海底を2万マイル旅した(移動した距離)」という意味です。
「深さ」ではなく「移動距離」——これはアトラクションキャストも来場者に最もよく説明するトリビアのひとつです。
ちなみに地球上で最も深い場所はマリアナ海溝の約11kmなので、もし本当に「深さ2万マイル(約3万2千km)」なら地球を突き抜けてしまいます(笑)。
2万マイルとはどれくらい?——地球一周に匹敵する旅
では2万マイルはどれくらいの距離でしょうか?
1マイル=約1.6kmなので——2万マイル=約32,000km。
地球の円周は約40,000kmですから、ネモ船長はノーチラス号で地球一周近くの距離を海底で旅したということになります。
改めてヴェルヌが描いた冒険のスケールの大きさに圧倒されます。
ミステリアスアイランドのBGS——19世紀後半、南太平洋の秘密基地
ミステリアスアイランド全体のBGSは——
舞台は19世紀後半(1800年代後半)。南太平洋のどこかに浮かぶ火山島のカルデラ内部に、謎の天才科学者ネモ船長が人知れず秘密基地を構えています。
ネモ船長は独自の規律と判断基準を持ち、一般社会から隔絶した環境で生きる人物。
国籍も経歴も不明の謎に包まれた存在です。
カルデラには奇妙な形の潜水艦ノーチラス号が停泊し、間欠泉が時折噴き上がる怪しくも魅力的な雰囲気——これが「ミステリアスアイランド(謎の島)」の正体です。
謎の天才科学者ネモ船長とは
「謎の天才科学者」——これがネモ船長を表す公式の言葉です。
19世紀の人々が考えつかなかった発明や研究を次々と行い、潜水艇ノーチラス号・小型潜水艇ネプチューン号・地底走行車(センター・オブ・ジ・アースで乗るもの)などを開発しています。
人を信じず孤独を好む人物で、キャスト(クルー)でもネモ船長を直接見たことがある人は少ないと言われています。
「ネモ(Nemo)」は偽名——「誰でもない」という意味
「ネモ(Nemo)」という名前はラテン語で「誰でもない(Nobody)」を意味します。
本名を明かすつもりがないため、あえてこの偽名を使っています。
本名すら明かしたくないほど、社会から距離を置こうとするネモ船長の孤独な生き方が名前にも表れています。
ノーチラス号——「ノーチラス」はオウムガイのこと
ミステリアスアイランドのカルデラ湖に停泊している大型潜水艦がノーチラス号。
「ノーチラス(Nautilus)」は英語で「オウムガイ」を意味します。
ネモ船長がこの名前をつけたのは、オウムガイが殻内の液体量を調整することで浮力をコントロールする特性からインスピレーションを得たとされているからです。
ノーチラス号は海水に含まれる塩化ナトリウムを利用して自家発電できるという設定で、人類の科学を超越した技術が詰め込まれています。
設定上の全長は70mとかなり巨大。
乗降用ハッチ・ダイビング用ハッチ・後尾のボート切り離し機能など、BGSの細部まで作り込まれています。
ノーチラス号の動力源——海水から自家発電
ノーチラス号の動力源には蒸気機関が使われているとされています。
それに加えて「海水に含まれる塩化ナトリウムを利用して自家発電できる」という設定も—
これが「人類の科学を超越した特殊な自家発電」というBGSの説明にあたります。
ノーチラス号の周囲から水面に泡が吹き出しているのが見えますが、これはいつでも出港できるよう艦内でクルーが整備を行っているためという設定です。
ネプチューン号——ゲストが乗る小型潜水艇
ゲストが乗り込む小型潜水艇は「ネプチューン号(NEPTUNE)」という名前がついています。
「ネプチューン」はローマ神話の海の神の名前。
ネモ船長が大型潜水艦ノーチラス号では近づけなかった海域の探索のために開発した小型潜水艇です。
カルデラ湖に隣接したガントリークレーンから吊り下げられた状態で普段は待機しており、乗り場の近くでその姿を見ることができます。
3つの窓(左・中央・右)とサーチライトが装備されており、窓ごとに異なる景色が見られます。
志願クルーとしてアトランティスへ
アトラクションのBGSでは——
ネモ船長は現在、「かつて海底に沈んだと言われるアトランティス大陸の謎を解明するための海底探索任務」に参加する志願クルーを募集しています。
ゲストはこの**「志願クルー」として探索に参加するという設定で乗り込みます。
探索の途中で巨大イカに襲われ、コントロールを失ってさらに深海へ引き込まれ、崩れ果てた街の跡に辿り着く——「これがアトランティスなのか?」という謎を残しながら、不思議な力で無事帰還するという展開です。
らせんスロープとネモ船長の書斎——Qライン最大の見どころ
海底2万マイルのQライン(待ち列)は、ミステリアスアイランドの雄大なカルデラを眺めながららせんスロープを下っていく構造になっています。
このらせんスロープを下った地階に——ネモ船長の書斎と研究室があります!
海図・研究資料・航海の記録・ノーチラス号の模型などが所狭しと並んだ書斎は、ネモ船長の世界観が凝縮された特別な空間です。
そしてここにはネモ船長の肖像画が飾られています。
普段めったに姿を見せないネモ船長——その貴重な肖像画を目にできるのはこのQラインのみです。
混雑時しか書斎エリアまで行列が進まないため「混んでいたらむしろラッキー」とも言われています。
潜水深度計が乗車中にリアルタイムで動く!
ネプチューン号に乗り込んだら——船内にある潜水深度計に注目してください。
アトラクション体験中、この深度計がリアルタイムで動き、どれだけ深海に潜っているかをメーターで確認できます。
「実際に海底に潜っている」という臨場感を高める演出であり、「深さ2万マイルではなく移動距離」という豆知識を知りながら見ると、より楽しめます。
3つの窓、3つの異なる景色——サーチライトで探索
ネプチューン号の内部には**3つの窓(左・中央・右)があり、それぞれ見える景色が異なります。
窓の部分にはサーチライトが装備されており、船内に設置されたレバーで自由に操作することができます。サーチライトの向きを変えながら海底を探索するという、実際に海底調査に参加しているような体験ができます。
「窓ごとに異なる景色」×「サーチライトの操作」——何度乗っても新しい発見があるため、リピーターが多いアトラクションです。
巨大イカの襲撃——クライマックスの演出
探索の途中、突然巨大なイカが出現し潜水艇を攻撃してきます!
電気ショックでイカを撃退しますが、その衝撃でネプチューン号はコントロールを失い、さらに深い場所へ引き込まれていきます。
これは原作小説「海底二万里」にも登場するイカ(大王イカ)との戦いの場面へのオマージュです。ヴェルヌの原作を知っていると「あの場面だ!」と興奮できます。
海底都市アトランティスの謎
巨大イカに引き込まれた先に現れるのが——崩れ果てた海底の街の跡。
「これが伝説の海底都市アトランティスなのか?」という謎——答えはあえて明かされないまま、不思議な力で浮上して無事に帰還するというラストになっています。
「答えを明かさない余韻」こそがジュール・ヴェルヌ的な謎とロマンです。
「隠れニモ」——カクレクマノミが左席の窓に登場
海底2万マイルには公式の隠れキャラクターとして語り継がれるものがあります。
「隠れニモ」——映画「ファインディング・ニモ」のカクレクマノミ、ニモの姿が窓に現れます。
見つかる場所は左側または中央の窓。潜航してまもなく、ネモ船長が無線で話しかけてくる場面のタイミングで——左側に注意を向けると、約10cmほどの小さなニモの姿が目線の高さに現れます。
「隠れアリエル」——沈没船に人魚の姿が
「隠れアリエル」——アトラクション中盤、「船の墓場」と呼ばれる沈没船が多数ある場所を通過する際に登場します。
見える場所は中央または右側の窓。沈没船の船体に描かれた絵や彫刻の中に、人魚の姿が確認できます。一瞬で通りすぎるため、見逃さないように集中して!
「隠れニモ」は左席・「隠れアリエル」は中央か右席——乗る前に席を使い分けて探してみましょう。
隠れミッキーの場所
海底2万マイルには複数の隠れミッキーが報告されています。
外部(乗り場付近)
- 小型潜水艇を吊り下げている滑車の部分——遠くから見ると見つけやすい
- 小型潜水艇の窓のデザイン——逆さまにして見てみて!
- らせん階段の下——潜水艇が海に沈む時に水面の波紋がミッキー型になることがある
Qライン内
- 滑車のデザイン
- 地図の中
隠れミッキーを探しながら待ち時間を楽しんでください。
「モビリス・イン・モビリ」——クルー同士の挨拶
ミステリアスアイランドのキャスト(クルー)たちには特別な挨拶があります。
「モビリス・イン・モビリ(Mobilis in Mobili)」——これはネモ船長のノーチラス号のモットーで、ラテン語で「変化の中で変化せよ」という意味です。
クルーから「モビリス」と声をかけられたら、「モビリ」と返すのがお約束。
信頼できるクルーと認められた証として、ミステリアスアイランドの秘密やトリビアを教えてもらえるかもしれません。ぜひキャストに話しかけてみてください。
センター・オブ・ジ・アースとの世界観の共有
ミステリアスアイランドには2つのアトラクションがあります——
海底2万マイルとセンター・オブ・ジ・アース。
この2つは同じネモ船長の研究基地が舞台です。
- 海底2万マイル:ネモ船長が開発した小型潜水艇で海底を探索
- センター・オブ・ジ・アース:ネモ船長が開発した地底走行車で地底世界を探索
「センター・オブ・ジ・アース」の原作もジュール・ヴェルヌの「地底旅行(1864年)」です。
ヴェルヌの世界観が2つのアトラクションにまたがって広がっています。
両方乗ることで「ネモ船長の探求心と天才性」を最大限に感じることができます。
ディズニーランドパリには「ノーチラス号内部」が歩けるアトラクションがある
ミステリアスアイランドのノーチラス号——「あの中に入れたらいいな」と思ったことはありませんか?
実はディズニーランドパリには、ノーチラス号の内部を歩いて探検できる「ノーチラス号のミステリー」というウォークスルーアトラクションがあります。
TDSのノーチラス号とパリのノーチラス号はどちらも1954年の映画版のデザインを基にしており、デザインの親戚関係にあります。
子連れで楽しむポイント
✅ 身長制限なし——全年齢で楽しめる
✅ 乗る前に原作の話を少し教えてあげよう——「150年前のフランスの作家が想像した海底の世界」というロマンを子どもに伝えて
✅ 「海底2万マイル」の意味を確認しよう——「深さじゃなくて移動距離」という豆知識を親子で
✅ 混雑時はQラインの書斎エリアを楽しもう——ネモ船長の肖像画を探して
✅ 潜水深度計を乗車中に確認——どこまで潜ったかチェック!
✅ サーチライトのレバーを操作しよう——実際に海底調査員になった気分
✅ 席選びが重要——「隠れニモ」は左席・「隠れアリエル」は中央か右席
✅ 巨大イカの登場シーン——驚かせないように予告してあげよう
✅ キャストに「モビリス」と話しかけてみよう——「モビリ」の返答が聞けるかも
✅ センター・オブ・ジ・アースとセットで体験——ネモ船長の世界を2つのアトラクションで堪能
✅ 屋内アトラクション——雨の日・暑い日・寒い日も快適
スペックまとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エリア | ミステリアスアイランド |
| 形式 | ライドタイプ(潜水艇型・屋内) |
| 身長制限 | なし |
| 所要時間 | 約5分 |
| 定員 | 6名 |
| オープン | 2001年9月4日(TDSオープン当日) |
| 原作 | ジュール・ヴェルヌ「海底二万里」(1870年)・ディズニー映画「海底二万哩」(1954年) |
| 特徴 | 3つの窓で異なる景色・サーチライト操作・潜水深度計・隠れニモ&隠れアリエル |
| 待ち時間の目安 | 5〜30分(比較的空いていることが多い) |
さいごに
いかがでしたでしょうか。
海底2万マイルは——150年以上前にジュール・ヴェルヌが描いた「海底の世界」への憧れ・1954年のディズニー映画が結んだノーチラス号のデザイン・「2万マイルは深さではなく移動距離」という意外な事実・謎の偽名ネモ(誰でもない)を持つ孤独な天才・らせんスロープを下った先にある書斎とネモ船長の肖像画・リアルタイムで動く潜水深度計・3席3景色のサーチライト探索・原作へのオマージュである巨大イカの襲撃・「隠れニモ」と「隠れアリエル」・「モビリス・イン・モビリ」の合言葉——と、ヴェルヌへの深いリスペクトと遊び心が全体を貫く、TDSならではの知的なアトラクションです。
幼少期にヴェルヌを読んでワクワクした記憶——それをお子様に伝えながら一緒に乗ることができるのが、このアトラクション最大の魅力かもしれません。
「ムッシュー・ヴェルヌが夢見た世界が、ここにある」——そんなことを心に思いながら、深海への旅をお楽しみください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも参考になれば幸いです。


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